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The Infinite Palace
実在の空間が、抽象的なマニエリスムの遠近法に従って徐々にその容積を変化させ、ついには縦に続くクラシックな部屋の連鎖に姿を変える。1つのステージで構成するのとは逆に、いくつものスペースを連ねるという新しい試みにより、ショーは、増幅され、断片化され、そして一連の緊密な瞬間へと変貌する。
連続する部屋を進む様は、終わりのない繰り返しとシンメトリーのシミュレーションであり、無限の宮殿を幻想させる。 連なったいくつもの部屋を次々に貫いて進むモデル。その進みに合わせて、小さなグループに分けられた観衆は、コレクションとの近くて濃密な関係に取り込まれてゆく。
フロアと壁を覆った青と黒のフェイクの大理石が、それぞれのスペースを3次元の洞窟へと変貌させる。 方向感覚を奪う風景。フロアに配置されたアルミの幾何学模様が、連続したスペースの境界線を示している。
クレジット:AMO