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Total Space
AMOデザインによる2017年春夏プラダレディスファッションショーのセットのコンセプトは、さまざまな建築物の階層です。
スペース中央には直線状の構造物が配置され、空間を分割することでその形状を増幅しています。 フロアより高い位置に配されたまっすぐな傾斜路がキャットウォークとなり、それを取り囲むように客席に沿ってフォトグラファーが配置されました。
セットのすべての要素はエキスパンドメタルの層に覆われ、重なり合うメッシュの抽象的な配列を形成しています。 基礎のフレームは被覆材を通して、デカルト的な精度でその姿を見せています。 メッシュのフィルターを通した光はくすんだ輝きをみせています。
スペースの中央には、映画監督のデヴィッド・O・ラッセルとニューヨークのデザインスタジオ2×4による12面のスクリーンを用いたフィルムインスタレーションが設置されています。 ラッセルは、多様なキャストが順を追ってリプレイを繰り返すシーンの中に存在するシュールな夢のような情景として、このインスタレーションをイメージしました。 コンテンツは、ラッセルとミウッチャ・プラダのコラボレーションによる近日公開のショートフィルム『Past Forward』を編集したものです。 『ザ・ファイター』『アメリカン・ハッスル』『世界にひとつのプレイブック』など、さまざまな俳優たちと数多くの受賞作を生み、批評家から高く評価されているラッセルは、『Past Forward』をギャラリーの展示、映画、ソーシャルメディア、オンラインなど、複数の環境で鑑賞されることを意図した映画の形式における複雑な実験であると考えています。
Fashion Shows
プラダは2017年春夏レディスファッションショーに先駆けて、人生とシネマの接点を探るショートフィルムシリーズ、プレモニションを公開します。
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