Fashion Shows
FW 2020 Menswear
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Trajectories
プラダ 2020年秋冬メンズファッションショーは、さまざまなパフォーマンスが行われるプラダ財団の建物「Deposito」のホールが、AMOにより表の世界と裏の世界の境界線が曖昧な、エネルギーあふれるアリーナに生まれ変わりました。
観客は大階段を上ってショー会場に入ります。一段高くなったプラットフォームの両側には同じ大きさの2つの空間が広がり、それぞれが屋外の広場という設定です。開かれた空間の周囲には謎めいた通路があり、その境界には通路と広場を結ぶ入り口がシンメトリーに配置されています。抽象的な像が空間の中央に置かれ、立体的な軸と焦点を集める役割を果たしています。
床に伸びる像の影は秋の午後の雰囲気を醸し出し、広場のグラフィカルな柄を強調しています。通路の奥の赤い照明は空間に奥行きを与えます。
ステージ上に登場するファッションと会場に集まった観客の関係は、隔てられているように感じると同時に、のぞき見るかのような感覚も呼び起こします。モデルは現れたり消えたりを繰り返しながら、集団と個人、表舞台とプライベートの境界が曖昧で目に見えないラインに沿って会場内を歩きます。
クレジット：OMA/AMO
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ダニエル・アーノルド撮影によるバックステージ写真
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