Fallen Shadows

短編アニメーション『FALLEN SHADOWS』は、2008年9月9日にニューヨークのブロードウェイのプラダ ニューヨーク・エピセンターで初上映されました。

ビジュアルカルチャーのあらゆる分野における幅広いコラボレーションで知られるミウッチャ・プラダは、2008年秋冬レディスウェアコレクションの発表と連携して、この作品を制作しました。

『FALLEN SHADOWS』は、映像、アニメーション、建築、アート、サウンドデザインにおける実験的な取り組みの一環として制作されました。 ジェームス・リマ監督と協力して手がけたアニメーションでは、最先端技術を用いた実験を試みています。全身をスキャンして記録し、全面的にアニメーション化されたキャラクターをレンダリングするコンピュータ・モーションキャプチャとサイバースキャンが初めて導入されました。

ブニュエル、ダリ、デュシャン、エッシャーからインスピレーションを得た映像は、フィルムノワール、シュールレアリズム、未来派を印象的なシネマ形式で連想させます。 

最新のハイエンド・コンピュータ・ソフトウェアとテクノロジーを駆使しながらも、ロマンチック、悲劇的、根源的な要素を残しています。

このフィルムは1人の女性とその影のストーリーを描いています。「影は女性より生き生きとしていて、表情が豊かです。彼女は、潜在意識、夢、魂であり、それは自己発見の旅なのです。彼女、そしてわたし達が暮らす都市がもたらすさまざまな感覚に導かれている」とリマは語ります。

『FALLEN SHADOWS』では、ニューヨークを拠点とする高評価を得ているグループである、アントニー・ヘガティ率いるアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズが手がけた新しいサウンドトラックが特徴的です。 官能的で心に残るサウンドで有名な、カルト的人気を誇るこのバンドは、彼らのセカンドアルバム『I Am a Bird Now (2005 年)』で、マーキュリー音楽賞（the ercury Music Prize）を受賞しました。