プラダ マイアミ店
マイアミのデザインディストリクトの中心部にあるプラダの店舗では、プラダの建築および店舗デザインコンセプトを新たに解釈しています。家を思わせる店内のスペースには、現代ブラジルデザインの父として広く知られているホアキン・テンレイロ、ジョルジュ・ザルツピン、ホセ・サニエ・カルダス、カルロ・ハウナー&マーティン・アイスラー、セルジオ・ロドリゲスといった20世紀半ばのブラジルを代表するデザイナー達による、オリジナルのユニークなファニチャーが置かれています。
店舗
Mobiliario Brasileiro
ミッドセンチュリーモダニズムの独特な一面を見せるブラジル家具(1945~1970年)のデザインは、ヨーロッパ、特にイタリアとラテンアメリカとの特異な文化交流、つまり古い世界と新しい世界の融合を象徴しています。原型となる北米とヨーロッパそれぞれの伝統を抑制したブラジル家具のデザインは、柔らかな輪郭、有機的なライン、官能的な素材を重視し、移民の審美眼と技術を土着の素材、アフリカからの影響や民芸と融合しています。ブラジルの熱帯環境特有の要件に合わせて土着のジャカランダ(ブラジリアンローズウッド)を主に使用したデザインは、古典的なモダニズムに新しい印象的な視点をもたらし、このムーブメントの主義と理念にまったく新しい解釈を加えることを可能にしています。
その結果として生まれた個性的で明確なデザインは、形態学上とイデオロギー上の両面の軽快さ、すなわち肉体的・精神的なリラックスを特徴とし、堅固で厳密な形状と官能的で触感のある素材の組み合わせにより、親密感を表現しています。素材やリファレンス、そしてこれらに備わっている因習打破と反正統的アプローチとの自由な混在を通じて、コントラストと矛盾で構成されるデザインが型破りな形で調和しています。これらの各要素はプラダの理念にも通じています。
Joaquim Tenreiro
Jorge Zalszupin
José Zanine Caldas
Martin Eisler | Carlo Hauner
Sergio Rodrigues
152 NE 41ST STREET
MIAMI, FL.