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Special Projects
Prada Rong Zhai - What Was I?

Prada Rong Zhai - “What Was I?”

Goshka Macugaによる展示プロジェクト

プラダは、プラダ財団のサポートにより、アーティストGoshka Macugaの新しい展示プロジェクト「What Was I?」展を開催しました。2019年3月23日から6月2日にかけて公開された本展は、上海に建つ1918年築の歴史ある邸宅をプラダが改築し、2017年10月に再オープンさせたPrada Rong Zhaiを会場に行われました。

「What Was I?」展 は科学技術の過剰な発達の影響により人類が滅亡した後の想像上のポストアントロポリセン(人類の時代の後)における旅を描いています。この予想外の旅の主人公は、プラダ財団ミラノ会場での2016年の展示に向け、Macugaが考案し、株式会社エーラボにより日本で製造されたアンドロイドです。このアンドロイドは、数々の有名なスピーチの引用を元に作成されたモノローグを繰り返し暗唱し、我こそは人類の知識の宝庫であると主張します。人知が無益となり果てた世界を表現したこの未来的な筋書きでは、このアンドロイドが、Prada Rong Zhaiの唯一の住人にして、邸宅内の異質の存在として描かれています。モノローグを締めくくる重要かつドラマチックな問いである 「What was I?」は、Macugaのネオンピースと新しいプロジェクトのタイトルとして用いられていますが、元々は、フランケンシュタインが生んだ怪物の言葉として、Mary Shelleyが1818年に著したゴシック小説に登場しました。

Macugaが描く、人類滅亡後の架空の世界で歴史邸宅の部屋をいくつも占拠するアンドロイドは、彼の個人的なアートコレクションと所有品を紹介。そこには、1958年から1993年のイタリア芸術の傑作数点を含むプラダ所蔵の26作品に加え、Macugaの新作「Discrete Model」シリーズのペーパーコラージュ3点が含まれます。

ドイツのグループ・ゼロ、イタリアおよびフランスのプログラム・アートやキネティック・アートの運動に参加した、Jan Schoonhoven、Luis Tomasello、Grazia Varisco、Nanda Vigoらの作品群は、コンピューターのようなパターンと幾何学的な形体の複雑さを探求し、同時に様々な形体の自律的な体系を創造しています。

アンドロイドを囲むのは、数々のイタリア人芸術家による作品です。Enrico CastellaniとPiero Manzoniの作品は絵画性を排した表現、 Alberto Burri、Lucio Fontana、Francesco Lo Savio、Salvatore Scarpitta、Turi Simeti、Giuseppe Unciniは、キャンバスが持つ物理的および象徴的限界を克服するための新たな道を模索し、芸術と現実世界とを繋ぐ、新しい素材を採り入れました。Walter De MariaとLlyn Foulkesによる風変わりな2枚のポートレートは、人体とその不在を表現しています。一方、Vincenzo Agnettiの絵画作品は「言語を超越した言語」を思わせます。

Richard Artschwager、Peter Fischli & David Weiss、Mario Merz、Salvatore Scarpitta、Rachel Whitereadによる一連のインスタレーションと彫刻の小品は、日用品と機能性が取り込まれ、人類滅亡後の日常の可能性を想起させます。同時に、この作品は、家庭的で親密な居住環境を作り上げ、アンドロイドが未来の「生活」を発明することを可能にします。

会期中、アンドロイドのスピーチに合わせて、書道家によるライブパフォーマンスが行われました。週2回行われたこのパフォーマンスは、英語から中国語への言語の変換を通じ、元のモノローグを書という異なる表現形式で制作したものです。

「What Was I?」展 Prada Rong Zhaiにて2019年3月23日~6月2日まで開催。入場チケット:60人民元 各チケットには予約したタイムスロットのみ入場可能なQRコードが発行されます。
タイムスロットごとに入場者数制限あり。チケットはオンラインでのみ購入可能チケットを購入する際は、WeChatで下記のミニプログラムコードをスキャンしてください(Wechat Payのみ対応)。
詳しくはPrada Rong Zhai (pradarongzhai@prada.com)までお問い合わせください