Prada Rong Zhai - 「Lake Tai」 | プラダ公式オンラインストア | PRADA

Special Projects

プラダは、マイケル・ワンによるプロジェクト「Lake Tai」展をプラダ財団の支援により開催します。この展覧会は、プラダが復元した1918年築の上海の歴史的住居であるPrada Rong Zhaiにて2022年11月より開催されます。

マイケル・ウォン(1981年米国メリーランド州オルニー生まれ)のアートは、世界的なスケールの現象を扱っています。それは気候変動、種の分布、資源の分布、世界経済といったものです。このプロジェクトでは、太湖(Lake Tai)地区の自然や文化の伝統や、中国造園の歴史が素材となっています。

「Lake Tai」展は2022年11月より一般公開されます。

PRADA RONG ZHAI
No. 186 North Shaan Xi Road
Jing’an District, Shanghai

展覧会開催時間
火曜日～日曜日：午前10時～午後6時
月曜定休

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'Tap to discover'

太湖地区には中国の有名な歴史的庭園が数多くあります。ここは人と自然界の調和のとれた関係を重視する中国造園の伝統の魂の拠り所でもあります。気候変動や大量の種の絶滅などの地球規模の現象によって明らかなように、近年、人と自然との関係は著しく変化しています。1990年代後半から、藻の繁殖により透明だった太湖は緑に変貌しましたが、集中的な対策により、この数年間で透明な水が戻ってきました。

マイケル・ウォンの彫刻とインスタレーションは1階とPrada Rong Zhaiの屋外庭園に展示されています。「供石(学者の岩)」や博識に基づく花のアレンジといった昔ながらの伝統の再解釈は、近年の湖と河川を変えた再生への努力に発想を得たものです。

この展示会、とりわけ太湖(石)シリーズには、上海の同済大学の学生が調査に協力しています。彼らは現地の探訪、素材収集、テスト、製作においてマイケル・ウォンをサポートしました。協力内容としては、有機的な工業ごみから作られた新しいサステイナブルな素材の実験に焦点が絞られています。

Michael Wang

マイケル・ウォンについて

マイケル・ウォン(1981年米国メリーランド州オルニー生まれ)は、ニューヨーク在住で仕事の拠点もニューヨークにあります。2003年にハーバード大学にて社会文化人類学と視覚および環境学の学士号、2004年にはニューヨーク大学からパフォーマンス学の修士号、2008年にはプリンストン大学から建築学修士号を取得しています。

その実績には、2021年の上海ビエンナーレ、米国ニューヨーク州ガバナーズアイランドのLMCC's Arts Center、イタリアのパレルモのManifesta 12 (2018)、チリのバルパライソのXX Bienal de Arquitectura y Urbanismo (2017)などがあります。2017年には、Joan Mitchell Foundationの画家と彫刻家のための助成金を獲得しています。これまで、コロンビア大学院建築・保存・プランニング学科、ハーバード大学院デザイン学科、イェール大学建築家で教鞭を執りました。

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